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看護部ブログ

vol.19  救急センター 副主任 竹之内 絵美

「365日24時間オープン」

私は今年で看護師12年目になります。同時に徳洲会病院で働くのも12年目になりました。今回はなぜ私が徳洲会病院へ就職したのかをお話ししたいと思います。

私は幼少期を人口約4000人が住む島で育ちました。漁業や農業が盛んなため、新鮮で美味しい食材に、夜には降るような星空、昼には青い海と輝く砂浜が広がり、豊かで穏やかな生活に恵まれていたと思います。

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しかし一方で、島の人口は年々減少し、過疎化がすすみ医師不足による医療の崩壊は深刻な問題でした。

私には弟がいます。弟は小児喘息があり、よく発作を起こしていたため何度も病院受診に付き添った覚えがあります。特に夜中に発作がひどくなった際は、近くの病院に駆け込み、母が受診させてほしいと頭を下げ、どうにか受診させてもらった覚えがあります。私は、弟が受診できなかったらという不安で怖かった想いを今でも鮮明に覚えています。

小さい頃から看護師への憧れがあり、これらの経験から看護師になりたいと強く思うようになり、看護師になりました。

看護師になり、就職先を探していた際、徳洲会病院は「365日オープン、24時間営業」「断らない医療」を目指していることを知り、その理念に私も強く共感し、同じ思いをする人を少しでも減らしたいと考え就職を決めました。

就職後は、病棟を経験した上で救急センターに配属されました。

現在救急センターに配属され、10年になりますが、救急センターで24時間患者を断らずに患者を受け続けることには、辛いことや悩む場面も多くありました。

その中でも同じ気持ちで、患者と向き合っている仲間(スタッフ)の存在と患者家族からの「助かりました」「ありがとうございました」の言葉に何度も救われ、今まで続けることができました。

地域の人々が「ほっとする」「優しい気持ちになれる」そんな関わりのある救急センターでありたい。その思いは当救急センターの目標であり、日々業務に当たっています。

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白い壁の前に立つ子供たち
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スタッフ全員の日々の頑張りが、救急の安全な医療の提供と救急看護につながると考え、日々努力していきたいと思います。今後も当院の看護部の理念にある「心に届く看護」を365日24時間救急センタースタッフ一同で届けていきます。

文責:救急センター 副主任 竹之内 絵美