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看護部ブログ
vol.18・「プロフェッショナル 5階西病棟の看護 木村 直実」
私は5階西病棟へ入職して4年目になります。ここでは、日々行っている看護の中から、当病棟で特徴的と思われる看護についてご説明したいと思います。
全国的にもそうですが、当病棟でも入院患者様の高齢化が進んでおり、70歳台~100歳台の患者様が8割程度いらっしゃいます。その中で、認知症の方や認知機能が低下している患者様が少しでも穏やかに過ごせるよう、当病棟では認知症の認定看護師と共にスタッフが日々話し合い試行錯誤しながらケアの充実を図っています。病室に自宅で使用している物を置いて貰ったり、季節を感じる物を飾ったり、トイレに迷わないよう分かりやすい表示を作成したりしています。ケアの中で困難と感じたことがあれば、すぐに認定看護師に相談できる環境があることは周囲のスタッフにとっても、患者様やご家族にとっても安心できることだと感じています。
また、高齢の患者様が多いため終末期にある患者様も多くいらっしゃいます。急性期病棟ではありますが、人生の最期を患者様ご本人とご家族が後悔無く過ごせるよう毎日のカンファレンスに加えて、倫理カンファレンスを行うこともあります。迷うことも多いですが、最期の時にご家族から感謝の言葉が聞かれることで今後の意欲へ繋がります。
以上が5西の看護のご紹介です。お読み頂きありがとうございました。
文責:5階西病棟 看護師4年目 木村直実